ステンレスとサージカルステンレスの違いとは?アレルギー対策とハンドメイド作品に最適な素材選び
2024/06/07
ハンドメイドアクセサリーを作成する際、使用する素材選びはとても重要です。特にステンレスとサージカルステンレスは、見た目が似ているものの、それぞれ異なる特性を持っています。ここでは、両者の違いやアレルギー対策について詳しくご紹介します。
●一般的なステンレスとは?
ステンレスは、クロムとニッケルを主成分とする合金です。
SUS304(18-8ステンレス)はその代表例で、以下の特徴があります。
耐食性:クロムが含まれているため錆びにくいですが、完全に錆びないわけではありません。特に塩水や酸性環境では錆びる可能性があります。
用途:調理器具や家庭用品、建材などに広く使用されます。
価格:サージカルステンレスよりも一般的に安価です。
●サージカルステンレスとは?
サージカルステンレスは、医療用に開発されたステンレスで、
SUS316Lがその代表例です。以下のような特徴があります。
耐食性:非常に高い耐食性を持ち、塩水や酸性環境でも錆びにくいです。
モリブデンが含まれているため、さらに耐食性が向上しています。
用途:医療器具、インプラント、ジュエリー、ボディピアスなど、人体に直接触れる用途で使用されます。
価格:一般的なステンレスよりも高価ですが、耐久性と安全性が高いです。
●ステンレスとアレルギー
ステンレスは一般的にアレルギーを引き起こしにくい素材ですが、
ニッケルアレルギーを持つ人にとっては注意が必要です。
一般的なステンレス(SUS304):
18%のクロムと8%のニッケルを含んでおり、ニッケルアレルギーの人にとってはアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
サージカルステンレス(SUS316L):
ニッケル含有量が低く、モリブデンが追加されているため、ニッケルアレルギーのリスクが大幅に減少しています。
●アレルギー対策のための素材選び
ハンドメイドアクセサリーを製作・販売する際には、素材選びに注意を払い、
以下のポイントを考慮することが重要です。
1. 素材の表示:使用する素材が明確に表示されているか確認しましょう。特に、ニッケルの含有量についての情報を確認することが大切です。
2. サージカルステンレスの使用:ニッケルアレルギーが心配な場合、
サージカルステンレス(SUS316L)を選ぶことで、安全性を確保できます。
3. アレルギーテスト:新しい素材を使用する前に、少量を皮膚に接触させてアレルギーテストを行うことを推奨します。
●まとめ
ステンレスとサージカルステンレスの違いを理解することで、
より安全で高品質なハンドメイド作品を作ることができます。
特に、肌に触れるアクセサリーを作る際には、サージカルステンレスを選ぶことをおすすめします。これにより、長期間にわたり美しい仕上がりを保ちつつ、アレルギーリスクを低減できます。ハンドメイド作品を愛するお客様にとって、
安心して使える製品を提供することが何より重要です。
ハンドメイドアクセサリーの素材選びに迷ったら、ぜひサージカルステンレスを検討してみてください。美しさと安全性を兼ね備えた作品作りをサポートします。
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